チンパンジー・ゴリラ・猿で違いを比べてみた!
2020年月08日24日
みなさんは類人猿と猿人類の違いを知っていますか?
実は、猿とチンパンジーでは生物学的にいうと違う生き物なんです!
今回は、サルやゴリラ、チンパンジーなどを比較し、力や頭の良さ、食べ物の違いを見ていきましょう。
monkeyとape種類が違う!
中学校や高校でも習う単語「monkey」と「ape」。
「ape」は類人猿を意味しヒトに近いボノボ・チンパンジー・ゴリラ・オランウータン・テナガザル類をさす言葉です。
「monkey」はapeではない猿、ニホンザルやマントヒヒを意味します。
簡単に言えば、「monkey(猿人類)」は絵に描いたような猿らしい尻尾のある猿ということになります。
握力ランキング
ニホンザル、ゴリラ、チンパンジー、オラウータンで一番力が強いのは?
1位 ゴリラ
平均的な握力は400〜500kgfです。
ギネスブックに載っている最高記録は、なんと600kgf!
2位 オラウータン
平均的な握力は350kgfです。
3位 チンパンジー
平均的な握力は250〜300kgfです。
4位 ニホンザル
平均的な握力は30kgfです。
ちなみに人間の握力は30kgfほどです。
比べてみるとどれだけ猿たちが力持ちかわかりますね。
頭の良さランキング
1位 チンパンジー
チンパンジーはDNAの99%が人間に似ています。
自己認識が可能な数少ない動物の1種で、言語や感情、道具を使ったり、とっても頭がいい動物です。
2位 オラウータン
チンパンジーと同じように、木を加工して道具として使ったり、ハンマーを作って物の破壊や修復をしたり…環境を理解して対応することができます。
3位 ゴリラ
平和主義で弱いものいじめをしないゴリラ。
無駄な戦いはしないように和解するコミュニケーション能力があります。
人間の手話を覚えて会話することのできるゴリラもいます。
4位 ニホンザル
類人猿には劣りますがニホンザルの精神年齢は、人間でいう2〜3歳と言われています。
芸を覚え理解して応用したり、足し算をすることのできるニホンザルもいます。
それぞれの食べ物
チンパンジー
イチジクなどの果物を主食にしていますが、他にも植物の葉、花、種子、樹皮、茎の髄、樹液などを好んで食べます。
また、雑食で野生では共食いをしたり、アカコロブスというサルを好んで食べているようです。
ゴリラ
ムキムキな胸筋をもつゴリラ。
肉食なのか?と思われがちですが、実はタンパク質の多く含んだ葉や花、果物を食べています。
しかし、植物では大きな身体を維持することが難しいので一日オスは35kgメスは18kgもの食事を摂ります。
ニホンザル
主食は果実を食べていて柿や梨などが好物です。
他にも果物の葉、花、種子、キノコ、卵、昆虫なども食べます。
場所によってはカエルや海藻、貝類などを食べている例も発見されています。
猿人類と類人猿の違いを理解していただけましたでしょうか?
握力だけで比較してみると一番強いのはゴリラですが、ゴリラはとても温厚で争いごとを嫌う動物です。
チンパンジーは大人になると感情を抑えられず、乱暴になり、時には共食いをおこなったりもします。
また、頭もいいので、比較すると一番強くて危険な動物はチンパンジーなのかもしれませんね。
日本では、芸ザルとして有名な種類はニホンザルですよね。
ニホンザルは賢く、芸を覚える能力やコミュニケーション能力が高いのです。
サルの知能や生態に興味が出た方は、日光さる軍団を訪れてみてはいかがでしょうか。
目の前で様々な芸を披露して楽しませてくれること間違いなしです!
見た目も性格も能力も全然違う彼ら。
ぜひ、動物園や劇場に出かけた時は思い出して観察してみてくださいね。