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神の使い「ハヌマンラングール」その生態や習性について解説!



インドでは神の使いとして崇められ貢物として食べ物を与えられたり、

イタズラをしても怒られずに大切に育てられている「ハヌマンラングール」。


孫悟空のモデルであるとも言われとてもスリムな見た目のお猿さんです。


今回はそんなハヌマンラングールについて解説していきます。



ハヌマンラングールの生態



分類


霊長類オナガザル科



生息地


インド、スリランカ、パキスタン、中国、ネパール、バングラデシュなど低地から標高3500mまでの乾燥地帯から、湿森林と幅広く生息しています。


場所によっては氷点下になるところや46度の高温になるところもあり、さまざまな気温に対応できるサルと言えるでしょう。


木に登ることもありますが、基本的には地上で生活しています。



形態


体長 41〜78cm

尾長 69〜108 cm

体重 5〜20 kg


メスよりもオスの方が大型になります。


体付きは細長く、「ラングール」はサンスクリット語で「痩せた猿」を指します。


全身灰褐色で顔や手足の甲は毛が生えていないので、黒い皮膚が出ています。



寿命


飼育下では20〜30年。


メスは3〜4年で性成熟をし、4年半くらいになった頃に最初の出産を迎えます。


オスはメスよりも遅く4〜5年で性成熟します。



神猿「ハヌマーン」の使い


「ハヌマン」の名前の由来はインドの叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する、英雄「ハヌマーン」からきています。


ハヌマーンに似ていることから、ハヌマーン神の眷属とされていて、インドなど生息地の ヒンドゥー教寺院において手厚く保護されています。


インド神話やラーマーヤナの物語は遠く離れた中国にも伝わり

中国では「西遊記」の登場人物である「孫悟空」のモデルになっています。

初めて「子殺し」が発見された猿


ハヌマンラングールは1頭のオスがハーレム(数頭のメスやその子どもの群れ)を作って暮らしています。


その群れの中の若いオスは成長するにつれて、群れを出て若いオス同士も群れを作ります。


ハーレム出たオスは違うハーレムに攻撃を仕掛けます。

乗っ取ることができたらそのハーレムの中の子どもを全員殺してしまいます。

ただ気まぐれで殺しているわけではなく、子供がいる間はメスが発情することがなく自分の子どもを作ることができないことから「子殺し」を行うようです。


京都大学の杉山幸丸教授はこの習性を発見し、国際シンポジウムで発表されましたが、

ショッキングな発表であったため事実はすぐには受け入れられませんでした。


その後、ライオンやチンパンジー、イルカなどでも同じような行為が確認されたため、ハヌマンラングールの「子殺し」も一般的に認められるようになりました。


何とも切ない話です・・・。

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